冨士製餡工業と冨士食品産業が民事再生法の適用を申請

大阪府豊中市の和菓子・デザート製造「冨士製餡工業(株)」と関連会社「冨士食品産業(株)」の2社が倒産しました。

冨士食品産業は、8月28日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日に保線命令を受けました。2社の負債総額は39億円です。

冨士食品産業は1948年6月に創業、1966年3月に法人化した和菓子・デザート製造業者で、こしあん・小倉あん等を使用した和菓子やデザートを手がけていました。

2001年4月には中国・青島に工場を開設して、2005年1月期には年間売上高44億8000万円を計上していました。

しかし、2005年10月に業務用「白粒あん」の賞味期限を改ざんして出荷していたことが発覚したことを受け、信用が悪化して売上げが低迷していました。

このようななか、2008年1月に「中国毒餃子事件」が起こると、相次いで中国製品の取り扱いを中止するスーパーなどが増えて、青島工場で製造した商品の受注が激減したため、1億円分の不良在庫が発生して、資金繰りが悪化していました。

さらに、2008年8月に関連会社の冨士製餡工業が製造した商品の一部において、下請け会社が賞味期限を誤って表示した事が発覚したため、販売元が新聞紙に謝罪広告を掲載する事態になっていました。

このため、冨士食品産業と冨士製餡工業の2社は対外信用が悪化し、金融機関からの資金調達が困難となっていました。

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2008年08月30日 (土) | 編集 | 倒産TOP
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