静岡県静岡市清水区三保の造船業「株式会社カナサシ重工」が倒産法を申請しました。
カナサシ重工は、4月10日に静岡地裁へ会社更生法の適用を申請して、同日に保全命令を受けました。負債総額は201億2000万円です。
カナサシ重工は1999年2月に、(株)金指造船(豊橋造船)の分社化により設立された造船業者で、造船や修繕のほか、鋼構造物の製造を手がけて、2008年3月期には102億5000万円を計上していました。
しかし、分社化に関連する不動産取得や設備取得にともなう借入金が財務を圧迫したほか、原材料価格高騰の影響を受けて赤字経営が続いていました。
カナサシ重工は操業3年分(700億円)の受注残を確保しており、2010年3月期以降は黒字化を見込んでいましたが、金融市況の混乱から取引銀行が融資を厳格化したため、資金調達が困難となっていました。
このようななか、3月末に向かえた決算資金が調達できなかったとして、4月1日に操業を停止。4月1日から入社予定だった新卒者19人の内定を取り消していた事が報じられ、動向が注目されていました。
2009年04月10日 (金)|編集